土曜日。
休日。
リペアから返ってきたテレキャスをガッツリ弾いていたら1弦が切れてしまった。
スペアのバラ弦は011しかなく、2弦用ですがそれを張ったらベンドがきついっす。
少しまえの項でハズレ個体認定したストラトを弾いてみると、おや? わるくないじゃん、と。
おれの世代だと、ストラトvsレスポール、的な構図があり、おれはストラト派でしたな。
テレキャスはリズムを刻む系か、カントリーミュージックのギタリストが弾くイメージでした。
それはさておき、18~19歳の頃、建築現場資材荷揚げなどのバイトで初めて買ったエレキギターはワインレッドのES335、グレコ製のレプリカでした。
小僧だったけれど、BBキングに憧れて335をチョイスしたのでした。
当時、フュージョンといわれる音楽が流行って、ラリー・カールトンが『ルーム335』というタイトルのアルバムをリリースし、おれは憤慨したのでした。
カールトンが弾いていたギターがギブソンES335で、ホテルやマンションの部屋番号的にシャレたのせう。
大きなセールスになり、フュージョンをシカトしていたおれの耳にも聴こえてきたのでした。
335はブルースマンのギターと認識していたおれは、メジャー7系のコードを多用する甘っちょろい音楽で弾かれることがイヤだったのです。
まー、若気の至りってやつですね。
いま、これを記しながら『ルーム335』を聴いています。
とても良いです。
テレキャスは、いまの作業所に通うようになったときに、そこにはバンドがあったから、当時の手持ち、メキシコ製ストラトを下取りにして、心機一転買ってみたのでした。
時は移ろい、テレキャスでソロを弾く者も増えましたな。
閑話休題。
ジェフ・ベックとロッド・スチュワートによる『ピープル・ゲット・レディ』のプロモーションビデオで、ベックはテレキャスを弾いていますが、使われたテイクはストラトによるものであると、ずっと後になって知りました。
よく聴くと、トレモロアームでの音が確認できます。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲。
ジェフ・ベック&ロッド・スチュワートによる『ピープル・ゲット・レディ』
そんなに古くない項でも紹介した記憶がありますが、カブりは勘弁。
毎日のことで、選曲もけっこう大変であります。