水曜日。
定休日。
昼過ぎに駅前のダイソーとスーパーに。
昨日は作業所最寄りのスーパーで鯵のお刺身を買ったが、こっちのスーパーにもあった。
鯵はずっと豊漁な気がする。
血合いがピンクの鮮度の良いものがスーパーで買える。
子供の頃は商店街に買い物に行く母親について行き、魚屋に並ぶいろんな魚を見ていた。
スーパーはまだなかった時代。
母親が八百屋や肉屋などをまわるとき、おれは魚屋にいて母親が済ますまで色とりどりの魚を見て飽きなかった。
赤い魚。グレーの魚。茶色い魚。
いまより流通のスピードが遅かったことが理由だろうが、青魚が食卓にのっても美味しいとは思わなかった。
鰯とか鯖が特に。
給食に青魚が出るといやいや食べました。
食べられない子が全部食べるまで放課後といってよい時刻まで残されていて、いまはそんなことをする先生はいないでせうな。
給食も美味しいのでせうな。
おとなになって鰯も鯖も秋刀魚も鯵も好物になりました。
マーチンの弦を張りかえた。
エリクサーのフォッサーブロンズ、ライトゲージ。
マーチンの音は、おれにとってはポール・マッカートニーとポール・サイモン。
いまS&G『キャシーの歌』を繰り返し流れる設定にして聴きながら書いています。
むかしから不思議に思っていたこと。
同じアルバムに『4月になれば彼女は』と『キャシーの歌』が収録されている。
どちらも耳コピしたが「なんか似てるなー。同じアルバムにこの2曲はなぜ?」と。
それはさておき、サンノゼステイツの学生になって、キャンパス内の寮に住んだが、当初は男女が同じ寮で驚いた。
おれの部屋の廊下をはさんで向かいの部屋には女子がふたり。
アンジェラはダウンタウンの生歌を聴かせる店で歌うアルバイトをしていた。
中南米から来ている女子だった。
中南米の女子は小柄の者が多かったが、アンジェラは大柄で堂々としていた。
ロビーでおれのギターに合わせて歌ってくれることもあった。
憶えている楽曲は、リンダ・ロンシュタット『ブルーバユウ』。
で、もうひとりの白人女子の名前がキャシー。
あるときノックすると「カムイン」というから扉を開けると、キャシーが後ろ姿で髪を束ねていて、上半身がブラジャーだけでどぎまぎした。
部屋にはアンジェラもいたから、誘われているわけではないと知り、そうであるならば、おれは男子として問題外ということだから、少し残念でしたな。
ここまで。
明日も書きます。
今夜の1曲は、お約束的に『キャシーの歌』にするか、アンジェラが好んで歌った『ブルーバユウ』にするかで迷う。
「キャシーのうしろ姿」というこの項のタイトルを思いついたので。