水曜日。
定休日。
最近、食が細くなってきた。
酒量も減ってきている。
休日の飲みは2部構成で、昼過ぎから微睡んで夕方からまた飲むことが多いのだが、今日はそうしていない。
そんなふうに時間が過ぎることが増えた。
自制しているわけではなく、飲む気がしないだけ。
友人がメールで5/18に行われるエリック・クラプトンのライブ配信について教えてくれた。
クラプトン経由でロバート・ジョンソンを知り、二枚組のCD『ロバート・ジョンソン/コンプリートレコーディング』を買ったのは30歳を少し過ぎた頃だった。
いま、You Tubeで彼の伝記的な動画を流しながらここを更新しているが、初めて聴いたとき、あまりに素朴で目が点になってしまった。
1930年代の録音だから雑音もキツい。
ノイズの向こうから『クロスロード』や『スウィート・ホーム・シカゴ』などのブルーススタンダードがアコースティックギターで弾き語れていて、おー、オリジナルはこんなふうなのか、と学習した気にはなったが、素晴らしい、とは思わなかった。
資料を手に入れたような気分だった。
それでも何度か聴くうちに、ボトルネックが細い弦の12フレットあたりを滑る音がとても繊細であることに気づいた。
高音部の繊細さを維持しながら太い弦の低い音でリフを弾く奏法。
多くのブルース系ギタリストがアコギを持つとそういう弾き方をするが、これがその始まりか。
いや、ブルース史的にはそうではないらしいが、おれがアコギでGやDのオープンチューニングで左手の薬指にスライドバーをはめて弾くようになったのは、やはり『カモンインマイキッチン』のように弾きたいと切望したから。
クラプトンに話を戻すと、ロバート・ジョンソンの誕生日は5/19で、今回の配信はその前日である。
意識したか日程か偶然かは分からない。
ここまで。
明日も書きます。
下にロバート・ジョンソン『カモンインマイキッチン』を貼っておきます。