月曜日。
作業所は週初め。
朝から雨。
デイパックの底にある折りたたみ式の傘をさしてアパートから駅に向かう。
昼休みにスーパーに行こうとしたら激しい降りで、止むまで待とうホトトギス。
昼飯はロッカーにあったカップ焼きそばになった。
14時過ぎに窓の外は明るくなり、朝テレビで見た天気予報が当たったと思ったが、夕方にまた振りだした。
それもかなり激しく。
作業所から出て小走りしてドラッグストアに飛び込み透明の傘を買う。
今年は始まったばかりだが、既に1本失くしている。
電車の端の席に座り、傘は手すりに掛ける。
降車駅に近づいて、スマホをオフにし車窓を見ると、今日は虹が架っていた。
虹なんて久しぶりに見た。
降車してエスカレーターに乗り、なんかヘンだぞ? あ! また傘を置き忘れた!
こういうふうに、年に3本は失くしている。
傘ならどうってことはないが、ハズキルーペもスマホも電車内に置き忘れた。
スマホは出てこなかった。
閏年に一回の頻度で財布も落とす。
財布のポケットにはバンクカードや運転免許証が。
落としたと分かった時点で銀行や警察に電話して、それらを無効にしてもらう。
バンクカードは2~3週間で新しいものが来るが、運転免許証は失くす度に番号の最後の桁の数が変わる。
いまは「6」で、つまりは過去に5回失くしているということ。
小学校に上がると、通信簿なるものを学期末に持ち帰り親に見せるのだが、
「注意力散漫、忘れ物や落とし物多し」
と常に書かれていた。
玄関の鍵なども、失くしてシリンダー交換になって安くない金を払ったことは1度や2度ではない。
だから、施錠することを止めてしまった。
いまのアパートに来て20年以上住んでいるが、病が悪化して入院したときだけは施錠した。
と、ここまで書いて、
『傘がない』という曲があったことを思い出した。
井上陽水でしたな。
ではでは。
ここまで。
明日も書きます。