MOJOkunの日記

2019年末にヤフーブログが閉鎖になるのでこちらに引っ越しました。

反復練習は自分だけが楽しいのでしょう。

 

 
日曜日。
休日。
今朝もいつも通りに起きて、バナナの朝飯を食って、ネット徘徊後にギターの朝練。
エレキではなく、アコギを弾いた。
7フレットにカポタストを付けて『スカボロフェア』を弾いてみたら、最初のうちは右手の指がおぼつかなかったが、徐々に馴染んできた。
やはり、10代のころに覚えたことは忘れないようである。
ツエッペリン『天国への階段』とかブレッド『イフ』とかも、指が記憶している。
30代になって、ギブソンやマーチンのアコギが買えるようになり、そのころは、レッスンビデオを見ながらブルース系のソロギター(ギターソロではない)を弾いていたが、いまは弾けない。
40代の前半にパソコンが部屋に来て、小説投稿サイトにおずおずと書き始めたころ、オフ会で仲良くなった者たちと、箱根の温泉付きリゾートマンションに行ったが、そこは当時の勤め先の保養所で、おれはマーチンのアコギを持参し、ワザを披露して喝采を受けた記憶があるのだが、そのときに弾いたのもブルース系のソロギターだったはずです。
その前後、町田のイシバシ楽器店で、アコギを試奏していたら、ロン毛のおじさんが寄ってきて、名刺を渡された。
「厚木でライブハウスっやってます。うちで弾きませんか?」
と、おっさんは言った。
厚木には基地もあり、そういう音楽を好む人も多いと、おれの試奏を聴いて言ったようだが、当時のおれは、自分のプレイが多くの目に晒されるようなシチュエーションは良いこととは思えず、名刺に書かれた電話番号にダイアルすることはなかった。
で、いま、おれのアコギはヤマハだが、30代でかなり弾き込んだブルース系ソロギターが、まるで弾けない。
50前後の頃に精神科の病で入院したが、そのまえの約1年、ギターをまったくさわらない時期があり、復調し退院して弾いてみたら、ブルース系は指がまるで憶えていなかった。
10代のころに、粗悪品といっていいギターでおぼえたポール・サイモン的な弾き方は、すっと出来たが、30代でギブソンやマーチンを手に入れ、時間もかけておぼえた奏法はどこにいってしまったのか。
その経験もあり、以来おれはほぼ毎日ギターを弾く。
弾かないと忘れてしまう経験をしたから。
いまは、アコギのソロギターではなく、エレキでのアドリブソロを中心に弾いているが、たまにアコギを弄っても、10代の小僧だったころに指に記憶させた弾き方は、30分も経てばすっと指が動く。
ところで、小説を書くことは、初めて書いたときも、そこそこな出来な気がして、ギターに傾けてきた情熱がなくても、なんとなく出来てしまった。
まー、楽器は手指を使うので、反復練習は必須だが、文章を書くのは指でパソコンのキーボードを打つだけだけどね。
そういえば、アメリカ滞在時に学生寮で同部屋だったアメリカ人が、
「おまえ、たまには他の曲も弾けよ」
と言っていましたな。
当時は、ブレッドの『イフ』を、奏者的には常識的な反復練習で弾き込んでいたが、楽器を弾かない者は、
「またこれかよ」
とうんざりしたようです。
市井の演奏者であるおれでさえそうなのだから、プロ演奏者男子にシビレて結婚とかした女子は、毎日すげーうんざりなのだろうな。

追記すると、還暦過ぎたおれは、いまは定期的に小さなライブで弾いています。


ではでは。
ここまで。
明日も書きます。